リスク分散型自動車保険とは？
リスク分散型自動車保険とは、事故を起こす確率を細分化することによって、危険度の高い人と低い人の保険料に格差を持たせ、ドライバーの公平を保とうという仕組みの保険です。
一般的には、年齢、性別、年間走行距離、使用用途（業務・通勤、通学・レジャー）、免許の色、車種などによって細かく決められています。
例えば、運転歴の少ない若年層よりも30代のドライバーの方が事故のリスクが低いため、年齢条件を設定することによって保険料が安くなったり、一年間に走行する距離が長い人と短い人では、短い人の方が事故に合う確率も低くなるため、走行距離の条件を設定することによって、保険料が安くなったりします。
リスク細分型自動車保険のメリット・デメリット
日本では、アメリカンホームが初めてこのリスク細分型自動車保険を販売して以降、外資系・通販型自動車保険を中心に広まり定着してきました。
加入条件によって保険料が安くなるという点が、リスク細分型自動車保険のメリットと言える部分ではありますが、実は、注意しておかなければならない点でもあります。
リスク細分型自動車保険は、例えば年齢条件によって保険料が異なるため、20代、30代と年齢が上がるに連れて、保険料が安くなります。（※高齢者においては事故件数の増加により、保険料が高くなる事があります。）
しかしこの時、40歳のお父さんと20歳の娘が運転をする家庭の場合、年齢制限は娘さんの年齢に合わせて設定をしなければ、娘さんが運転中に起こした事故に対しては補償が受けられなくなってしまいます。
また、リスクが細分化されることで、事故の危険度が高い人は逆に保険料が割高になってしまう可能性もありますので、保険料を安く抑えるためには、必ず複数社の見積もりをとって比較してみることが大事です。
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